EDRとは
自動車のEDRは、事故発生時の状況を記録する装置で、「自動車のフライトレコーダー」とも呼ばれます。航空機のブラックボックスと同様、衝突前後の車両の挙動や操作記録を残すことで、事故の原因解明や再発防止、安全対策に役立てるためのデバイスです。

EDRが記録する主な情報
EDRは、衝突検知をトリガーとして、事故の数秒前から直後までの車両データを記録します。メーカーや車種によって記録内容は異なりますが、主に以下のような情報が含まれます:
記録項目 | 内容 |
---|---|
車速 | 事故前の速度変化など |
アクセル開度 | アクセルがどの程度踏まれていたか |
ブレーキ操作 | ブレーキが踏まれていたかどうか |
ステアリング操作 | ハンドルの角度や動き |
衝突検知時間 | 衝突のタイミングと強度 |
シートベルトの着用有無 | ドライバー・同乗者の着用状況 |
エアバッグの展開状況 | 展開の有無やタイミング |

EDRの目的と活用
事故解析
- 警察や保険会社による事故原因の調査資料として活用。
- 「本当に急ブレーキをかけたのか?」「ブレーキよりも加速していたのか?」など、当事者の証言と実際のデータを照合可能。
安全技術の改善
- 自動車メーカーが安全装備(自動ブレーキ、ESCなど)の評価や改善に活用。
- 蓄積されたEDRデータは、設計段階にフィードバックされる。
法的証拠としての使用
- 裁判や紛争解決において、EDRデータは客観的証拠として認められるケースもある。
- ただし、日本ではEDRの使用に関する明確な法整備はまだ発展途上です。
プライバシーと法規制
EDRは個人の運転行動に関する詳細な情報を記録するため、プライバシーや情報の取り扱いに関する議論もあります。
弊社では依頼者様同意のもとEDRを抽出。そのデータを無断で外部に提出することはありません。
EDR調査ならチャレンジコネクションにお任せ
弊社は道内唯一のEDR調査を行う企業です。日本でも徐々にEDR調査が普及してきているとは言え、その認知度はまだ非常に低いレベルです。
そのため、EDRの存在を知ったとしても実際に調査できる企業は少なく、大手損害保険会社や警察の一部が使用するのみにとどまるのが現状。個人的に調査を依頼するのは難しい環境です。
弊社では、そういったお客様が気軽にEDR調査を依頼できるようにすることをミッションとし、幅広いニーズに応えられる体制を整えています。
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