気が付いたら1月以上も更新していませんでしたね。チャレンジコネクション代表の細田です。
最近忙しくてすっかり更新をサボってしまいました。9月からは定期的に更新できるよう頑張ります。
ということで、今回のテーマはコーティング。
巷ではキーパーやワコーズのバリアスコートなど、専門店に比べて非常に安価なコーティングが出回っていますよね。
確かに、こういったコーティングは一時的にキレイになるのですが、経年劣化した車にはどうも輝きがいまいち……。
実際、
「コーティングをしてみたけれど、思ったよりきれいにならなかったな」
なんて思った方もいるのではないでしょうか? 実はそれ、コーティング剤が原因でも、施工した人が悪いわけでもないんです。
肝心の“あの”工程をしていないからなんです。
どうして安価なコーティングはキレイにならないのか。その秘密を紹介します。
そもそも安価なコーティングって?
そもそも自動車のコーティングを知らない方のために、まずはカーコーティングについて軽く紹介しておきましょう。
カーコーティングとは、車にガラス素材やポリマー素材を塗布し、被膜を形成することで、傷や汚損からボディを守り、傷を目立たなくするものです。
カーディーラーや専門店では、プリウスクラスでエントリーグレードのコーティングが8~10万円。ハイグレードのコーティングなら20万円以上する商品も珍しくありません。
これがコーティングの相場です。
これに対して、キーパーなどの安価なカーコーティングは、標準コースのクリスタルキーパーでおよそ2万円。グレードの高いダイヤモンドキーパーでも5万円程度の価格帯です。
どちらも使用しているコーティング素材に大きな差はなく、耐久力もほぼ同等。ですが、費用に大きな差が見られますね。
何がそんなに違うの?
では、何が違うのかというと、施工工程に大きな差があります。

施工時間に注目していただきたいのですが、施工時間2時間となっていますよね。
本来、コーティングはこんな短時間では終わりません。トヨタの純正コーティングであるQMIのセンチュリオンコートなんて、どんなに早くても丸2日はかかります。
では、なぜこんなに早く仕上がるのか? それはコーティングの仕上がりを決める大事な工程を飛ばしているからなんですね。
その工程とは……
安価なコーティングが飛ばしている重要な工程、それは、研磨です。
短時間で安価に仕上げるために、ボディを磨いて傷を消したり、ボディ表面を整えていないんですね。代わりにコーティング剤を厚めに塗って傷を目だたなくしています。
ですが、正直それも一定レベル痛んだ車には無意味。
こちらの画像は、磨きを入れずにキーパーコーティングを施工した画像です。

全体が白ボケして、中央には白い傷が入っています。
そしてこちらは、表面を磨いて同じくキーパーを施工した画像。

この違い、お分かりいただけますでしょうか。全く仕上がりが違いますよね。ですが、使っているコーティング素材は同じものなんです。
安価なコーティングは研磨の工程を省いている
もうお分かりですよね。安価なコーティングは研磨の工程を省いているから、工賃も安く、短時間で仕上がるんです。
もちろん被膜の厚みなども違いますが、やはり研磨作業の有無でコーティングの仕上がりは大きく違います。
安価なコーティングも研磨をすればとってもキレイに
ただ、勘違いしないで欲しいのは、キーパーも実は研磨メニューはあります。しかし、オプションなんです。
参考までに、プリウスサイズを研磨して仕上げると、コーティング代金に約2万円のオプションが追加されます。コーティング本体が約2万円ですので、合計すると4万円ほどのコーティングに。
さらに細かな傷を消すような鏡面研磨を行うと料金はもっと上がるので、結局普通のコーティングと費用はあまり変わらなくなります。
これが安価なコーティングのからくりです。コーティング剤の定着力を上げて下地の処理がいまいちでも溶剤がしっかり乗るようにしているわけですね。
きれいなコーティングを望むなら研磨は絶対必要
つまり、安価なコーティングで仕上がりに満足いかないという方は、もう少しお金を出して、車を磨いてあげなくてはいけないということです。
最近はスタンドやカーショップでも気軽にコーティングができるようになったため、研磨をするようなコーティングは一部の専門店だけになってしまいました。
しかし、本気でコーティングをするなら研磨は絶対欠かせません。
あなたの愛車をピカピカにしたいなら、丁寧に車を磨いてくれるコーティング屋さんに依頼してみてはいかがでしょうか?
もちろん、弊社チャレンジコネクションもボディ研磨大歓迎です!